僕らはみんな「これまでこうだから」に賭けている

投資法って色々あるじゃないですか。

インデックス投資とか、全世界株式とか、全米株式とか、スイングトレードとか、ブレイクアウトトレードとか。

全部違う手法のように見えるじゃないですか。一部のインデックス投資家なんかは、自分だけが正しくて、他の奴らは占いか何か、みたいに思いあがってたりしますよね。

でもね、結局、みんな根本は一緒ですよ。

結局みんな、「これまでこうだったから、これがいい」ってロジックで、金を張ってるんですよ。「これまで」「これが」の範囲が違うだけです。

インデックス投資が最強!って言ってる人も、ブレイクアウトトレードしてる僕も、FXでシステムトレードしてる人も、「これまでこうだったから、これがいい」に賭けてるって意味では、みんな一緒ですよ。

もう少し具体的に言うと、インデックス投資家の言う、

「過去○○年を見ると、株式の平均リターンは○%だったから、全世界インデックスに賭ける」

って理屈と、

「過去○○年を見ると、米国株の平均リターンは○%だったから、もっと強い!全米株式に賭ける」

っていう理屈と、

「過去バックテストしたら、○○の指標が△△のシグナルを出したときに張れば○○回のデータでは勝ち越してる」

っていうシステムトレードの理屈と、本質的に何が違うんですかね?僕は一緒だと思います。

結局、どれだけ広い範囲で見るか、対象を絞るか、という、4次元的な空間の広さが違うだけで、過去の経験則にすがっている、と言う意味では全部一緒ですよね。

なので、インデックス投資家は、自分が特別なことをしていると思いあがってはいけないわけです。僕らトレーダーと、同じ穴の狢なわけです。

そもそも株なんて、科学やなんかと比べたら、”バックテスト”に使えるサンプルデータ数なんて、ごくごく限られたもんですよ。みんな、小さいデータ数で、自分が都合のいい範囲を切り取って、これが強い、って思って、金を賭けてるわけです。

てなわけで、みーんな、仲良くやりましょうや。

以上です。Twitterをやっています。

↓今読んでます。良いです。

システムトレード 基本と原則

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