間違っているのは市場か僕か

下がったら買いか売りか

株価が下がったときの人の反応は、大きく2つに分けられる。

「下がったら買い!」と言う反応と、「下がったら売り!」と言う反応だ。

下がったら買い派と、下がったら売り派は、お互いがお互いのことを全く理解できない。「どうしてそんな判断になるんだ」と、お互いに思っているように見える。

なお、単純化が過ぎるのを承知で言うと、「下がったら買い!」と言う人にはファンダメンタルズ派が多く、「下がったら売り!」と言う人にはテクニカル派が多い。

では、この差はどこからくるのだろうか?僕の結論は、「市場と自分の、どっちが間違っていると考えるかの違いからくる」と言うものだ。

ファンダ派とテクニカル派の哲学

ここで単純化した世界観で荒々しく議論を進める。

ファンダメンタルズ派は「市場が間違っている」と言う人達だと言える。

「株価」と、ファンダメンタルズ分析をして導き出した「本質的価値」の差を見て、ポジションを取る。つまり、「本質的な価値よりも、安すぎる値段だから株を買う」と言える。

つまり、「市場が間違っている」と考えている。だから、株価が下がると、「市場が間違っている」から「市場がもっと間違っている」という認識になる。

となると、「もっと安くなったから買い」という判断になるのではと思う。

※念のため補足しておくと、悪材料が出て下がって売りという判断もある。ただ、この場合は、新情報によって「本質的価値」の推定が変わって、市場が間違っているという判断が覆っただけだろう。

一方で、テクニカル派はそうは考えない。

「市場は常に正しい」という格言があるが、それに従う人が多いように思う。だから、下がったら「自分が間違っていた」と考える。

そもそも、彼らは、ファンダ派のように本質的価値を推定して、それとのギャップを見ていない。テクニカル派は値動きに従う。常に市場が正しくて、その流れに乗ることで利益を生もうとする。そのため、もし損をしたら、自分の読みが間違っていたことになる。間違っていたのは自分なのだ。

ということで、「下がったら自分が判断を間違えたので売り」という判断になるのだろう。

結論

以上を乱暴にまとめると以降のような二項対立になる。

ファンダメンタルズ派 テクニカル派
市場が間違っている 市場は正しい
市場に異議を唱える 市場に従う
市場がもっと間違った 私が間違っていた
下がったら買う 下がったら売る

僕はテクニカル派だからか、ずっと、「下がったら買い」という人のことが理解できなかったが、「市場が間違っている」と考えるのなら、確かにそういう判断になるな、と納得したという話。

以上です。Twitterをやっています。どうぞよろしくお願いします。

↓最近読んでます。面白いです。

最強の教養 不確実性超入門

Twitterで要約もしています。ツリーを見て頂ければ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。