トレーダーデビューする君へ、トレードの神髄を教えよう

デンテテデンパッ(手拍子)♪デンテテデンパッ(手拍子)♪(軽妙なドラムの音)
(サイドステップを踏む黒人男性)

デンテテデンパッ(手拍子)♪デンテテデンパッ(手拍子)♪(軽妙なドラムの音)
(サイドステップを踏む黒人男性)

ブリー隊長「ブリーズブートキャンプへようこそ!」

ブリー隊長「私はブリー・ブランクス(Bully Blanks)隊長だ!ブリーと呼んでくれ!

デンテテデンパッ(手拍子)♪デンテテデンパッ(手拍子)♪(軽妙なドラムの音)
(サイドステップを踏む黒人男性)

ブリー隊長「君か!入隊希望の青年というのは!」

ブリー隊長「このトレーダー向けの新兵訓練所、”ブリーズブートキャンプ“に来たということは、トレーダーになりたいトレード初心者ということだな!ようこそ!歓迎するぞ!なぁみんな!(後ろを振り返る)」

(イェーイ!)(両手を上げて新兵を歓迎する先輩方)

デンテテデンパッ(手拍子)♪デンテテデンパッ(手拍子)♪(軽妙なドラムの音)
デンテテデンパッ(手拍子)♪デンテテデンパッ(手拍子)♪(軽妙なドラムの音)

ブリー隊長「文字数もアレだし、ちょっと一回音楽を止めよう」

ブリー隊長「ようこそ!改めて、私がブリーだ!君たちトレーダー志望者を、しっかりと稼げるトレーダーに育て上げるのが私の役目だ。しっかりとトレードの極意を叩き込んでやる!このブートキャンプを卒業するころには、君は凄腕トレーダーとなっているだろう。期待していてくれ!

ブリー隊長「さっそくだが君、どうしてトレーダーになりたいのか教えてくれ!」

あなた「お金が欲しくて…。3億円ぐらい貯めて、アーリーリタイアをしたいんだ!でも、インデックス投資だとリターンも限られてるし、僕の稼ぎじゃとてもとても難しい目標だって気づいたよ。だから、トレードで大儲けしようと思って。」

ブリー隊長「なるほど!いい夢じゃないか!努力すれば夢は叶う!歓迎するぞぉ!なぁ、みんあァ!!」

(イェーイ!)(両手を上げて新兵を歓迎する先輩方)

ブリー隊長「で、君はもうトレードしてるのかい?」

あなた「うん、とりあえず資産の20%だけ使ってトレードしているよ」

ブリー隊長「なるほどなるほど。じゃあ次に、君がトレードで勝てる理由を教えてくれ!

あなた「・・・?」

ブリー隊長「どうした?君の優位性、つまり”エッジ”がどこにあるのかを聞いているんだよ!大事なお金をかけているんだ。当然、勝てる理由が、何かあるはずだろう?」

あなた「個別株を買えば、大きく当たることもあるかと思って…」

ブリー隊長「宝くじを買うような感覚で、運に賭けるということかな?本当にそれで目標に近づけるのか、考えてみてくれ!そして君はまだ、インデックス投資家だったころの”プラスサムゲーム”の考えが残ってるんじゃないかな?少なくともトレードは、手数料もかかるし、スプレッドもあるし、マイナスサムゲームだよ。普通にしてたら負けるんだ。そして何よりトレードをするってことは、それを仕事でやっている機関投資家や、凄腕の個人投資家とお金を奪い合うってことだよ。それでも勝てる理由があるかい?

ブリー隊長「さあ!君の優位性、勝てる理由がどこにあるのか考えてみてくれ。それができたら、次の訓練に入るぞ!トレードの神髄を教えてあげよう!」

・・・それから、ブリー一行は厳しい修行に出た・・・

(トレードの優位性を探して $AMZN の奥地へ向かうブリー隊長の一コマ)

(トレードの聖杯を手に取った途端、神殿が崩れだし、急いで逃げ出すブリーとあなたの一コマ)

(「損切ワンモアセット!」の掛け声で損切するあなたの一コマ)

(死の間際、ブリー隊長から「トレードの神髄」を教わり、絶命したブリー隊長の手を握って号泣するあなたの一コマ)

・・・そして3年後・・・

あなた「やったぞ!ついに!3億円貯めてリタイアだ!!ありがとう!ブリー隊長!あなたのおかげです!!」

・・・

(ご愛読ありがとう!ぶるいぬ先生の次回作にご期待ください!コミックス最終1巻は、近日刊行予定です!)

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ぶるいぬ先生はTwitterをやっています。よろしくお願いします。

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