仕事の話なんですけど。
gitとか、相互レビューの仕組みとかを、職場に導入したんですよね。もともとそういうのがほぼなくて。流石にまずいと言うことで頑張って入れました。
「まあこれで、全体的にレベルアップするやろ」と思ってたんですよ。こんな感じで。(下図)
でも、実際こんな感じに(下図)。
レビューは、「チームの上限に向けて、下のアウトプットを引き上げる」という効果はあっても、「チームの上限を上げる」という効果はない感じでした。※チームによっては向上心のある人が複数いて、指摘しあって高め合って、みたいな話はあるのだと思いますが。
本当は、引き上げられる人が入るはずだったのですが、まあ、組織と言うものは難しいですね。それが色々あってできませんで。このままだと、結局大した変化は起こせないように見えます。
ということで、上限を上げて、チーム全体を一段高い位置に引き上げるには、誰かリーダーが突破しないと行けなそうです。こんな感じ(下図)
つまり、誰かが上限を引き上げて、そこに追従する、という二段階ですかね。これは一つ学びでした。
多分この話はコーディングに限らないのでしょう。色々な組織、色々な分野で、同じような構造がありそうです。
たとえば営業なら、優秀な営業マンが突破して、その方法を誰でもできるように横展開する、とか、部活動なら、優秀なメンバーが突き抜けて、他メンバーに教える、とか。
そういう二段階で考えると、どこにテコ入れするか?みたいなのも見えそうです。
「優秀な人がいるけど、横展開が弱くてチームのアウトプットが弱い」なら、横展開部分にテコ入れをすればいいし、逆に横展開はできているのにパッとしないなら、一人優秀な人間を入れたり、外部から勉強するように差し向けたりしたらいいし。
チーム全体としてのアウトプットの総量を増やすなら、誰かがひっぱって、他の人に広げて、という両方ができないとダメなんだろうなぁ・・・と思った次第です。