ゾーンの境地はどこにあるのか?

「僕はゾーンに入れているんやろか?」

とゾーンの要約をして思った。ゾーンとは、投資本「ゾーン」のことだ。


ゾーン — 相場心理学入門


ゾーンが言ってることは、要するに、「トレードは確率のゲームや。心の底からリスクを受け入れたら、メンタルは安定するし、ポジション管理は柔軟になるし、マーケットのサインも客観的に見れて成績も向上する」みたいな話だと思っている。

で、僕は「心の底からリスクを受け入れ」たゾーンにいるんやろか?分からない。

しばらく、この問題を考えた結果、「インデックス投資を心から信頼しているときって、ゾーンの境地にいるのでは?」という結論に達した。

アクティブ投資の方が、インデックス投資よりも精神的に辛い。その辛さがどこからくるか?を深堀して考えると、上記のような結論になると思う。

例えば、インデックス投資を心から信頼していると、損をしてもメンタルはぶれない。「まあ仕方ないよね」「運だからね」「ベストは尽くしている」という感じで、落ち着いていられると思う。こんな状態をゾーンと呼ぶのではないか。

アクティブ投資でも、この時の心境に至る必要がある。つまり、損が出ても、「まあ仕方ないよね」「運だからね」「ベストは尽くしている」と思える状態だ。アクティブ投資の辛さは、「なんとかできたかも」という感覚だ。なんとかできた可能性を感じるから、損が自分のせい、マーケットのせい、のように受け入れがたく、辛くなるのだ。

以上の議論から考えると、結局、ゾーンに必要なのは、「自分が採用している投資・トレード手法への信頼」だと思う。「ベストを尽くしている」という信頼、それが必要なのではないか。

そうなると、ゾーンは心の持ちようだけで解決できる問題ではないと言える。技術の裏付けが必要になると言える。勉強して、研究して、研鑽して、自分の手法をこころから信じ切ったときに初めて、ゾーンに入れるんじゃないか。つまり、メンタルは技術によって支えられるのだ。

以上、まとめると、

・ゾーンの境地は、インデックス投資の時の心境をイメージするとよい。

・その境地に至るには、自分の手法に対する「ベストは尽くした」という信頼が必要。

・信頼に至るまでの技術の研鑽が、メンタルの土台となっている。

ということになる。

「僕はゾーンにいるんやろか?」について、この考察で、個人的にはすっきりした。おしまい。


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ゾーン — 相場心理学入門

最終章、の方が読みやすいという声も聴きます。

ゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス

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