“成功本”を10冊読んだ話

これは突如思い立って、"成功本"と呼ばれるジャンルの本を10冊ぐらい読み漁った30代男性の話である。

男はある日、とあるトレーダーの本を読んだ。偉大なる相場の神、ミネルヴィニ兄貴によって書かれた「ミネルヴィニの勝者になるための思考法」である。この本はトレードに限らず、人生全般で成功するための秘訣について語る本である。それをきっかけに私は、"成功本"と呼ばれるジャンルの本に興味が湧いた。

ここで言う成功本とは、「どうやれば成功できるのか?」についてのノウハウを語る本を指している。自己啓発本とも呼ばれる。私は成功本を10冊ぐらいamazonでポチポチして読んだ。結局、言っていることは全部一緒である。成功するためには、どうしたらよいか?その宇宙の真理を、この場に記そう。

「目標を持ち、努力し続けよ」

結局これだけである。まあ実際これが真理だとも思う。

数ある成功本のほとんどが、上記を言っている。まあ確かに、それに至るまでの方法論、Howとして、「セルフイメージを高く…」「習慣を…」「潜在意識を…」「夢を…」などと言っており、そこには多少のバリエーションがある。しかし、「努力しつづけよ」という一点については一致している。結局頑張るしかないのである。

残念ながら、何も積み上げてこず、微分積分もできず数学の通知表は5段階評価で1、でも欲望は5の人間は、「一発逆転、コレだけしたら突然無茶苦茶人生が好転する」みたいな、魔法のような方法論を求める。その結果、1mmも理解していない"量子力学"というワードに"引き寄せ"られて大興奮。目を血走らせて「念じて引き寄せて」的な、亜流の成功論の本に引き寄せられる。まあ、お好きにそういう本に引き寄せられてどうぞ、という感じである。

結局成功するには、静かに、細く長く、でも確実に少しずつ、積み上げていくしかないのだとよく分かった。

サクセスしようぜ・・・

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