読書メモ すべてがFになる

読んだ本

Audibleの会員なら月額プランで聞けるのでそれで読んだ(聞いた)。ジャンルはミステリー小説。Fになるの意味をどこかで知ってしまった状態で読んだ。

感想

まあまあ面白かったけど、他人に強くおすすめするほどではないかなという感じ。

ネタバレあり感想

以下ネタバレを含みます

全てがFになる、つまり時間のカウンタが0xFFFFになるタイミングで、外部からの訪問者(主人公)が来る、ってのはどんな偶然だよ、とは思う。7年?前から計画してたわけで、純粋に偶然のなせる業と言うことになる。まあ、「偶然居合わせた人を、小説の書き手が主人公に選んだ」と考えれば納得いくのかな。コナン君みたいに、シリーズで連続してそういう偶然に出会わせたわけではないから、許せるかも。

あと、本筋とは違うけど、印象に残ったフレーズは、

「自分の人生を他人に干渉してもらいたい。それが、愛されたいと言う言葉の意味ではありませんか、犀川先生」

と言う、ラストのシーンでの真賀田四季博士の言葉。前半の、VR世界で理想の世界を作るのは割とイージーで、自分が思う思う通りに周りが動いてくれる理想の世界は、比較的コーディングしやすい、他人の干渉がない理想の世界(うろ覚え)みたいな世界観に対する表現なのかなと思った。思う通りにならない部分、みたいなのが、他人と関わる意味なのかなと思ったりした。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。