【図解】新婚さんに贈る、夫婦円満の技術

結婚して2年以上経つが、そこそこ仲は良い。そこで、夫婦がうまくやっていくために大切なことは何なんだろう?と振り返って考えてみた。

一番大切なのは、「夫婦の一方が幸せだけど、もう一方は不幸せ」な状態を、徹底的に排除することじゃないかと思う。言い換えると、あきらめずに、二人とも幸せになる方法を、探し続ける覚悟が大事だと思う。夫と妻の、幸せ↔不幸せのマトリクスで整理するとこう。

理由を説明していく。夫婦生活は、利害が対立することの連続だ。僕の例で言うと、

妻は行列のできる店に並びたい↔夫は並ばない店に行きたい
妻は株に反対する↔夫は全財産を株に突っ込みたい
妻はディズニーランドに行きたい↔夫はディズニーなら切腹したほうがマシ

等々。こういうとき、僕はどちらかが我慢をするような解決策をとってしまいがちだった。つまり、外食の例で言えば、「夫はたまには我慢して行列に並ぶ」「妻はたまには我慢して空いている店に付き合う」と、どちらかが我慢をしていた。そして、我慢が片方に偏らないようにバランスをとるのが、うまくやっていくためのコツだと勘違いしていた。

でも、どちらかが我慢をするのは、長くは続かない。なぜなら、我慢している方の不満が爆発して、二人とも不幸せな状態に、いつかなってしまうからだ。「この前、店選び譲ったでしょ」などと喧嘩してしまう。たまに「妻に何年の前のことを持ち出して責められた」と嘆く夫がいるが、まさにこの状態だと思う。どちらかに我慢を強いる夫婦は、いつかは図の左下に落ちてしまうのだ。

じゃあどうすればいいかというと、両者ともにハッピーになる方法があると信じて、意地でも見つけ出す覚悟をするのだ。例えば、行列のできるお店に行くのなら、並ばなくてよいように、時間帯をずらして行くよう工夫するとか、両者がハッピーになれるいいやり方を探すのに徹底的に頭を使うのだ。

もちろん、そこには夫婦の間の対話が必要だ。相手は本当は何を求めていて、何を許せるのか。それを知れば知るほど、いいやり方が見つかりやすい。例えば、僕たちの場合、夫は行列に並ぶのが嫌なのではなく、無駄な時間を過ごすのが嫌だと気づいた。一方妻は、行列の待ち時間に、横で夫が本を読んでいても苦ではないらしい。そこで、僕は無言で本を読んで行列に並ぶことにした。二人ともハッピーだった。

こういう風に、僕たちは利害が衝突するたびに、どちらかが我慢する方法をとるのではなく、「絶対いい方法があるはず」と信じて探すようにしている。今のところうまくいっている。

いいやり方を見つけるプロセスは、本当にクリエイティブで面白い。探し続けた結果、僕は、苦もなく愚痴を聞く技を身に着けたし、妻は投資マンガを読んで興味を持ち、ユニリーバなどの外国株を持つまでになった。ちなみに、僕が愚痴を聞く技術を身に着けるまでの戦いは、この記事に書いてある。

過去記事:愚痴聞きマシーンになったら、妻に脆弱性を突かれた話ぶるいぬ日記

夫婦関係について考察を深めた続きは、こちらにあります。

続き:【図解】夫婦円満の技術 -衝突の9割をなくす-

以上です。少しでも誰かの立てれば幸いです。Twitterやっています。

ちなみに、夫婦間の問題解決は、昔読んだこの本の考え方が役に立っている気がする。書いていて気づいた。二人ともハッピーになる道を探すのは、交渉の基本的なプロセスだと思う。

奥さんに読んでもらった漫画はこれ。

全巻セット

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