ドラクエのパーティはどうして4人なのか、考えたことがありますか?3人でも5人でもなく、なぜ4人なのでしょう?
ドラクエの戦闘って、「攻撃」と「守備」のバランスをとるゲームです。攻めてばかりでも、回復ばかりでもダメです。だから「攻」と「守」の間には、トレードオフががあります。
武闘家は攻撃が得意だけど、回復魔法ができない。僧侶は回復魔法ができるけど、攻撃が苦手、みたいな。
さて、もちろん、パーティーには「攻」が強い人が一人必要ですよね。
同じように、「守」がうまい人が一人必要ですよね。回復しなきゃ。
よく考えると、相手によっては、「攻」が必要な時もあれば、「守」が必要な時もあります。だから、攻守のバランスをうまくとる人が一人必要です。
これだけで良さそうなもんですが、「いや、本当に、バランスをとるだけでいいの?」「もっといいやり方ないの?」と、この「攻」と「守」のトレードオフを壊す人が必要になります。だからこうなります。
遊び人がたまに、ドラゴンに変身して、とんでもない攻撃力と守備力を手にいれる、的な「今までよりうまくやる」が必要になります。そうしないとチームが成長しません。いや、別に遊び人じゃなくてもいいです。補助魔法で能力をあげる奴、とかでもいいです。ルカナン、スクルト、バイキルト。とにかく、「チームの攻撃力をあげる」「たまにドラゴンに変身して、とんでもない戦力になる」「相手の守備力を一気に下げる」「チームの死人を全員生き返らせる」みたいな、一気に効率よくする、つまり、トレードオフを壊す人がいないと、効率よく戦えません。
だから、ドラクエのパーティは4人なんだと、僕は思います。
さて、ここまではドラクエの話でしたが、現実世界の話をしましょう。
世の中には、チームがあふれています。そして、大体、何かと何かのトレードオフがあります。そして、そのトレードオフの中で、以下の四人がいると、そのチームはうまくいきます。
- Aが得意な人
- Bが得意な人
- AとBの間で、必要に応じてバランスをとる人
- AとBの間のトレードオフを壊す人
さて、たとえばエンジニアだと、大体、「スピードと品質のトレードオフ」に悩まされます。だから、理想的なエンジニアのチームは、以下の人たちでできています。
- スピード感あふれる開発をする人
- 品質を重視し安定感あふれる開発をする人
- 状況に合わせて、スピードアップを測ったり、品質UPを図る人
- 新しいテクノロジーで、開発効率を向上させる人
さて、僕はエンジニアですが、あなたは何をしていますか?あなたが今やっていることには、何と何のトレードオフ、「あちらを立てればこちらが立たず」がありますか?そして、今のあなたのチームにはどういう役割が足りていませんか?それを踏まえて、あなたは何になりたいですか?
僕は、何が足りていないかを把握して、いい仲間を引き入れる、もしくは、自らバランスをとる、勇者になりたいです。
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「OK Google、お風呂の電気は消した?」と奥さんが叫んだが、我が家にGoogle Homeはない。私への指示のようだ。消してきた。
— ぶるいぬ@ベンチプレス100kg達成する (@blblinin) December 16, 2017