娘よ、君は僕を恨むのだろうか?

ああかわいい娘よ。君は僕のことを恨むのだろうか?

いつも無邪気に笑ったり、泣いたりしている君よ。君もいつか僕のことを恨むのだろうか。

恨んで過ごすのだろうか。恨んだまま生きて死んでいくのだろうか。

僕は、娘を見ていると、僕が僕の親を恨んでいたことを思い出す。

若いころ、生きるのが苦しかった頃、僕は親を恨んでいた。僕の親が僕を生まなかったら、僕の今のこの苦しみはない、と思ったからだ。

親子喧嘩で「産んでくれなんて頼んでねぇよ!」という子どもの言葉があるが、あれは至極まっとうな指摘だと思う。その通りだからだ。産んでくれなんて誰も頼んでないのに、気づいたらこの世で生きているのだ。

苦しいことの根っこの理由は、この世に生まれてきたからだと思う。だから、この世に生んだ親を恨むのは、筋が通っていると僕は思う。

ああ娘よ、君は僕のことを恨むのだろうか。恨む日はきっと来るだろう。その時は申し訳ない。僕は謝ることしかできない。それでもできる限り、生まれてよかったと思ってくれるように頑張ろうと思う。

それでももし、恨んだまま生きて、死んでいくとしたら、その時は本当に申し訳ない。申し訳ない。

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