相手の趣味に合わせたプレゼントって、すごく危ないと思うんですよね。
例えばダーツが趣味の人に、何かプレゼントすることを考えてみましょう。この人に、ダーツグッズをプレゼントするのって、凄く危険で、すべりやすいと思うんですよ。
なぜなら、その人が「価値がある」と思っているものは、自分でもう買っているからです。プレゼントって、基本的には、相手が持っていないものをあげますよね。その時点で、その人が、「お金を出してまで買うほどじゃないなぁ」と思っているものを渡すことになります。
価値-価格のグラフ上で考えてみます。「おっ、現金を払ってでも買う価値があるな…」と思える、上のゾーンのものは、もうすでに持っているわけです。だから、ダーツが趣味の人に、持っていないものをプレゼントする時点で、下のゾーンのものを渡すことになります。よって、スベるのがほぼ確定します。
という風に、相手の趣味に合わせたプレゼントは、すべりやすい、失敗しやすいと思います。
では、「いいプレゼント」、つまりグラフの上側のゾーンのプレゼントをするにはどうしたらいいのか?について考えてます。上のゾーンにあるけど、その人が入手できない理由を、考えればいいと思います。
以下、理由を考えてみます。
・そもそも存在を知らない (例. えっ、こんなにいいものがあったの?)
・存在を知っているがその価値の高さを知らない(例. えっ、こんなに使い心地よかったの?)
・存在も価値の高さも知っているが、何かの理由で入手できない
→理由の例として以下
・入手が困難 (例. 欲しかった数量限定モデルの〇〇)
・高価すぎて買えない(例. 子供にゲーム機)
・原理的に自分で入手できない(例. 婚約指輪, 子供からの手紙)
etc…
こうしてみると、プレゼントとは、単にモノを買い与えるのではなく、モノを通して、何か他の価値を乗せて伝えるコト、なのかもしれません。今後、だれかにプレゼントをするときは、こう考えて選んでみたいと思います。
Twitterやっています。
梅田で外国人に「〇〇にいきたい」と道を聞かれたら、残念そうな顔をして首を横に振り、「インポッシブル…ウメダイズメイズ…グッドラック…」とだけ言って去ることにしている。#梅田ダンジョン
— ぶるいぬ (@blblinin) April 12, 2018