要点
・ぶるいぬRSに新機能を追加しました(Ver1.02)。
・RS計算時の重みづけを自由に変更できるようになりました。「Settings.ini」の値を変更してください。
・例えば
「RSの素点
=3×(現在の株価) / (1四半期前の株価)
+2×(現在の株価) / (2四半期前の株価)
+1×(現在の株価) / (3四半期前の株価)
+0×(現在の株価) / (4四半期前の株価)」
という計算式で計算したい場合は、Settings.iniを
[RS_WEIGHT]First = 3.0Second = 2.0Third = 1.0Forth = 0.0
と変更して実行してください。
・なお、今回、株価の値の取得をスキップして、RSの再計算のみを実施する機能も追加しました。そのため、例えば…
・main.pyを実行して、いつも通りのRSを計算。(数時間)
・Settings.iniの値を変更
・main.pyを再実行し「株価を取得し直しますがよろしいですか?y/n」に「n」を入力して、株価の取得をスキップ。カスタム版のRSを一瞬で再計算。
みたいな使い方ができます。
よければ試してみてください。※動かないなどあればTwitter経由でご報告頂ければ、対応できるかもしれません
プログラム置き場:
https://github.com/bullbullboy/RelativeStrengthCalculator/releases/tag/Ver1.02
※詳しいことは分からない方は、「Source code(zip)」からダウンロードしてください。
以下詳細の補足。
何を追加したか?
ぶるいぬRSの計算式を、簡単に調整できるようにしました。
RSの計算式は以下の通りです。
「RSの素点
=2×(現在の株価) / (1四半期前の株価)
+1×(現在の株価) / (2四半期前の株価)
+1×(現在の株価) / (3四半期前の株価)
+1×(現在の株価) / (4四半期前の株価)」
ぶるいぬ日記:レラティブストレングス(RS)を無料で計算する方法 より
※「1×」はここで改変して追記
このように、過去の株価からの伸びから算出しています。この「2×」のような、重みづけを簡単に変更できるようにしました。
main.pyと同じフォルダにある、Settings.iniにある値を変更してください。
[RS_WEIGHT]First = 2.0Second = 1.0Third = 1.0Forth = 1.0
例えば、「直近の伸びだけを重視してRSを計算したいな~、ここ半年の伸びだけでいいわ。」と思えば、以下のように変更する、等です。
[RS_WEIGHT]First = 2.0Second = 1.0Third = 0.0Forth = 0.0
これで、9か月前、12か月前、からの伸びは考慮されずに、3か月前、6か月前からの伸びのみを考慮するようになりました。
何のための機能追加か?
「特に直近強い銘柄をフィルタリングしたい」という要求から作りました。
詳しく書くと…
直近、大きくグロース株が調整しましたが、それらのぶるいぬRSはそれなりに高く出ています。
ぶるいぬRSは1年前, 9か月前, 6か月前, 3か月前からの伸びが大きいほど強く出る。だから、「直近だけ強い」奴は、RSが弱く出てしまう。
RS80以上でスクリーニングした結果、直近の風向きの変化(強い銘柄の変化)に追従できず、過去1年通して強かった奴を拾ってしまっていた感。#トレードアイデアメモ— ぶるいぬ (@blblinin) March 21, 2021
つまり、従来の計算式では、1年間かけて強く伸びて、直近ガクンと下がった銘柄も、今までの実績から結構高くRSが出ている、ということです。
そうでなく、直近だけ強くなったものにフォーカスしたくて、調整できるようにしました。