初めに断っておくと、この記事はほんのりした下ネタです。
通勤途中に、夜の街がある。だから僕は、家に帰る途中に、客引きによく会う。
客引きは道ゆく人に、声をかけてくるのだけれど、
「うーむ、ずっと客引きをしてるだけあって、流石、よく考えられているな」と唸らされるフレーズが多かったので、皆様にも紹介したいと思い、筆を取ることにしました。
以下、紹介していきます。
・「どうすか、ここらで、ファイナルおっぱい」7点/10点
→ファイナル、という響きがいい。短くてキャッチー。ただ、「どうして僕のおっぱいキャリアがここで打ち止めなのか。引き際は自分で選びたい」という違和感がある。
・「アニメバーどうですか?」3点/10点
→さっきまでアニメバーなんて言ってなかったのに、僕を見たらこのセリフ。客を見て判断してるんでしょうか。なんか悲しいです。
・(咳をしていると)「こんばんは。風邪ひかれたんですか。お大事に。抜いたら治りますよ。」(6点/10点)
→リズム感が良かった。淀みなく流れるリリックが耳に心地良かったのを覚えている。まず相手の状況を確認し、相手に寄り添う。交渉の基本ができており素晴らしい。しかもここはアドリブだろう。そして最後にプラスワンで自分からの提案をし、「抜いたら治る」という顧客視点でのベネフィットを訴求する。この短いフレーズの中にも営業、ビジネス的な基本を抑えられていた。ただ、少しお下品なので1点減点して6点。
・「どうすか、回復系おっぱい」(5点/10点)
→たぶん、僕が疲れた顔をしてたんだろうと思う。相手の求めているものをPRする姿勢やよし。逆に、回復系じゃないおっぱいとは?という疑念もある。攻撃系とか補助魔法系とか?
・(雨の日に)「どうすか、おっぱいで雨宿り」(10点/10点)
→文句なしの満点。雨という状況を踏まえつつ、「雨宿りができるようなおっぱいって、一体どんなサイズなんだ?」と自社商品の魅力を顧客に想像させる余地を残す。シンプルで力強いワード。
以上、記憶に残った客引きの言葉でした。
多分、客引きの皆さんも、単純に客引きしてるだけだと面白くないから、色々と創意工夫を凝らして仕事を楽しもうとしてるんじゃないかな、と思いました。それがこの名台詞に現れているように感じます。ちなみに僕は、誘いに乗ったことはないです。
Twitterやっています。
激務が理由で転職しようとしてる人に、「うちもピーク時は残業◯◯時間で〜」とか「うちもプレッシャーはキツいですよ?」とかイキってくる採用担当者勘弁してくれ〜。じゃあお前ウチにきて働いてみろよ…。
— ぶるいぬ (@blblinin) September 7, 2020